世界中で学んだクレーンゲーム販促術を、早速バイト先で実践した新米君。スタッフと一緒に、楽しく働いていると、その楽しさはお客さんにも伝わったようです。

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数ヶ月に渡る海外旅行から戻って約一週間。ボクは今日もバイト先のSCで驚いている。
…何に驚いているかって? ボクは帰国後、スタッフミーティングで、世界中で見た販促術や、ディスプレイのテクニックのことを話した。すると、スタッフのみんなが「それは楽しそう!」と言って、早速ウチでも実践することになったのだった。
これが大当たりして、連日大盛況なのだ。 あるスタッフなんて、ボクが訪れた国々の名産品を仕入れてきて、個々のクレーンゲームを飾りつけ、コーナーで現地の空気まで再現しようと頑張っている。
「クレーンゲーム世界紀行」というのは珍しいらしく、お客さんもちょっとした旅行気分で楽しんでくれているようだ。そして何より、スタッフのみんながイキイキとしている。スタッフが明るく楽しんでいると、お客さんもそれを感じ取って、気持ちよく遊べるみたいだ。
「いやーキミが旅行に行ってくれて良かったよ。」
ふいにチーフが声を掛けてきた。
「キミなら世界中で見たことを、ためらわずに仕事に活かしてくれると信じていた!せん別を弾んだ甲斐があったってもんだ!」
そうか…出国前にチーフが金一封をくれたのはそういう狙いがあったのか…。
「プライズコーナー、ヘルプ入ってくださーい!」
旅行の後、このゲームコーナーで働き始めた友人から声が掛かった。今日はどんなお客さんに会えるだろう? ボクは笑顔で駆け出した。
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