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医療の世界に学ぶ ゲームセンターの集客努力

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[医療の世界に学ぶ ゲームセンターの集客努力]

3月14日の夕方、毎日テレビをただ何となく見ていたら、
東京慈恵会医科大学の安保雅博医師が
磁気刺激治療に取り組んでいるドキュメンタリー番組を放映していました。

それは安保医師の治療を受けている患者(脳梗塞で手が動かなくなった人たち) が、リハビリを通して見る見る間にどんどん良くなっていく様子をとりあげていました。

「脳梗塞になってしまったらもう元には戻れない。」ものと思っていた自分には、
まさに晴天の霹靂(古っ)「大事件」でした。
画面上で蘇生していく人たちを見て「一体何が起こっているんだ。」と不思議な光景に釘付け状態になりました。

安保医師の治療法は従来のものと違って画期的な特徴がありました。
右脳を損傷して左手にマヒを訴える患者に対して、安保医師は自分の開発した磁気刺激治療器を必要とする右脳には当てないんです。
右脳に当てないで損傷 していない健康な左脳に当てるんです。

これだけでも驚きなのに、左脳に磁気刺激を当てる目的が左脳の機能を向上させるのではなく低下させるためのものなんです。
本来右脳が損傷すれば、その分を左脳がカバーするようにできています。その左脳の補完機能をわざわざ 抑制しにいく訳ですから「何がなんだか分からなくなりますよね。」

安保医師がなぜそんな奇行をするのかは、すぐ判明しました。
障害のある右脳を助けている左脳の援助を磁気刺激で断って孤立無援状態にして右脳自らの回復機能に賭けるんです。

そうすると、またまた驚くことに、眠っていた右脳が活動を始めることになるんです。
私はしっかりその映像を目撃しました。
10年間動かなかった患者の左腕がしっかり上に挙がるようになり、指も動くようになっていました。
そして動くようになった左手に茶碗を持ち、箸を握った右手でご飯を口に運ぶ嬉しそうな患者の姿にしばし感動でした。

この磁気刺激治療器での治療は現在、手のしびれやマヒには効くけれど、足の治療 までには効果が及ばないそうです。
その原因は磁気刺激治療器が脳の表面部分にしか使えないことにあります。
足の機能をつかさどる部分は脳の表面から奥のほうにあるそうです。

しかしその問題も治療に磁気ではなく電気を使用することによって
近い将来、解決できると頼もしそうに語っていました。

「いやあ〜 全くたいした先生だなあ」と思いました。
先生が他にも言語障害者のリハビリにも挑戦していて、
既に好結果を出しているところも放送で紹介されていました。

お医者さんというのはどんなに勉強して、
医学のスペシャリストになって、大勢の患者さんを救えるようになっても
その技量を自分を治療するためには使えないという皮肉な職業なのに
ほんとに頭が下がります。

こんな安保医師が放送の中で、「患者さんを治療しようとするときは、その患者さんがどういう人で、どんな生活 環境の中で過ごしてきたのかまで知って理解していないと、正しい治療は不可能である。」と言い切っておられました。

前置きがとっても長くなりましたが、ここからが販促のお話です。

それを聞いて、私は安保医師は患者さんとの間に
しっかり「関係性」を構築していることに気付かされました。
関係性は商いにおいて欠くことのできない重要なものですが、
それが医療現場でも大事なことなんだいうことを考えさせられました。

商いにおいて、どんなに素晴らしい商品を持っていても
その素晴らしさがお客さんに伝わらなければ、
その商品もお店も存在しないのと同じです。
特に昨今、いいお店にいい商品を並べて待っていてもそれだけではお客さんはやっ てきません。
どうしたらその商品の価値を伝えることができるようになるのか、
そのときに大きな役割を果たすのがコミュニケーションであり、
その延長で売り手とお客さんとの間に築かれていくものが「関係性」なんです。

安保医師から学べる販促の法則がもうひとつあります。
それは「視点を変える」ということです。

ありきたりの発想、従来どおりの視点しか安保医師になかったら
今回の治療法は存在しなかったと思います。

「損傷した右脳の機能を修復するため、右脳の機能のカバーに当たっている左脳の 活動を抑える。」なんて、常識を覆す治療法は既成概念にどっぷりつかっていたら、 絶対出てこない発想です。

まさに「視点を変える」の実践です。

医療現場においても、商売の現場においても「関係性」や「視点」のような言葉は
大切なものなんだとつくづく感じさせられたドキュメンタリー番組でした。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

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