ゲームセンター売上げアップ通信
[「ゲームセンターでも使える 「木曽路の新日常」]
「ああー、すき焼き食べたい。」
いつもお昼時になって連想する昼食のメニューは、なぜかすき焼き
なんです。 でも弁当屋さんで売っているボリュームのものではなく、
もっと充実感のあるすき焼きを食べたいのです。
すき焼きって食べたくなっても「じゃあその辺で・・・」とすぐに食堂や
レストランに飛び込んでも、作ってもらえるものではないですよね。
一応鍋物ですもんね。
だから普通にそれをしっかり食べようとすると、しかるべきべき場所に
行かないといけないということになります。
でもそういうところに行くと、こんどはすき焼きを食べる以外の問題が
発生します。
・鍋物だから普段一人で食べにくい。
・ついでに酒を頼む状況になってしまう。
・どうしても時間をたっぷり費やしてしまう。
・単なる昼食や晩御飯の費用では済まなくなってしまう。
先日もおいしいすき焼きが食べられるということで、いそいそ知り合いと
出かけていく機会がありました。
座敷で恭しく全く期待通りのものを大変においしくいただきました。
さて、盛り上がって大満足したのは言うまでもないことなんですが、
こんな風にすき焼きを食べるなんて月に一回あるだろうかと考えて
しまいました。
というのも、
「一人で行ったら格好がつかないので二人以上の人数で」
「食べるだけで十分なのに成り行きで酒まで飲んで」
「気がつけば貴重な時間を二時間半も費やし」
「割り勘で一人8000円を払う始末で」
これではもう「日常」(弁当屋さんレベル)ではなく、「非日常」の話に
なってしまう。 これじゃせいぜい月一回ぐらいしか行けません。
たかがすき焼きを食べたいだけなのにそれが「非日常」なんて
あり得ない、なんて落胆していたら割と近くに見つけたんです。
すき焼きをもう少し手軽に提供してくれるところを。
その店の名は木曽路です。 この店では、通常は高級な料金設定が
なされており、そういう意味では月に1〜2回しか行けません。
やはり「非日常」だったのですが、現在ではすき焼きを巡る全ての条件が
我々の手の届くところまで降りてきたのです。「非日常」から一段下がったところです。つまりすき焼きをランチメニューに
していたのです。
ランチにすることによって「一人で、酒を飲むこともなく、昼の休憩時間
内に、1400円で、(肉大盛の)すき焼きを食べる。」ことができるように
なりました。
とはいうものの、これを週に3度も4度も続けるものでもありません。
たびたび行くには、少し高価なランチですし、飽きてしまいます。
そういう意味では毎日経験するものでもないので、「日常」という考えも
当てはまらず、「新日常」の領域といったところでしょうか。
木曽路のすき焼きや刺身や天ぷらのランチセットメニューは「非日常」
よりは敷居が低く、それでいて「日常」よりも一つ上のライフスタイルを
もたらしてくれている点において、この「新日常」メニューが「非日常」
メニューでは獲得できなかったリピーター(馴染み客)をかなり増やしている
ことは想像しやすいところです。
ディズニーランドやUSJも「非日常」の世界です。特に前者はリピーターが
命の集客施設であるにも拘らず、国民一人が5年に一度訪れれば十分
成り立っていくわけで、あえてリピーター獲得に躍起にならなくてもいい
みたいです。
花火やパレード、演劇、歌などのイベントをどんどん開催して、お客さんに感動や夢を与えていれば、いつかその感動を思い起こして、やがてお客さんはやってきてくれるのですから。
毎日、花火やパレードなどのイベントを繰り返しても、一カ月に何度も
訪れるお客さんなんて滅多にいませんから通用するわけです。
ディズニーランドが変化していなくても、たまにしか行くことのないお客さん
にとっては、色あせることのない憧憬の世界(非日常)なんです。
ディズニーを「日常」にしている人たちがいるなんて考えられませんが、
もし存在するとしたら、それはたぶん施設の関連業者か内部スタッフ
ですよ(笑)。
さてゲーセンの場合、プレイヤーをリピーターにしたり、プレイヤーの
滞在時間を延ばす工夫と取り組んだりすることは避けて通れない課題で、宿命と言えます。
リピーターを求める集客施設にとって、普通の状態「日常」からの脱皮を
計るために一足飛びに「非日常」を目指すというのはかなり共感しにくい
ものがあります。なぜならお客様は「非日常」の場所には何回も足を運ぶ
ことができないからです。
その理由として、
目を見張る斬新さやすごい体験・感動はあるのだが、
・疲れてしまう。
・何度も行くと飽きてしまう。
・いろいろなイベントに付き合って費やすお金と時間がもったいない。
などが挙げられますが、これらの理由は施設側にも
・狙いが外れたときのリスクが大きい。
・出た効果の持続性が読みづらく、引き際が分からない。
などの問題をもたらしてしまいます。 大型の集客施設で予算がふんだんにあるところなら、リスクをかけて「非日常」にトライするのもいいかもしれません。失敗に終わってもまだ余裕があるからです。
ゲーセンは「非日常」なんて目指さないでいつも通りのおもてなしの心での
コミュニケーション作戦でいけば十分だと思います。
その中で一段ステップを上げる努力、たとえばメールマガジンやブログに
積極的に取り組むなど新しいものに挑戦することで、そこに「新日常」が
生まれるきっかけになるとと思います。
どうか楽しくお店独自の「新日常」を築いてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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